現在、事務局コンサルティングセクションに所属しています。企業と学校現場の間に立ち、裏方として授業をスムーズに進行させ、問題なく終わらせる。それがミッションの一つです。企業や講師は何度も実施する授業でも、子どもたちにとっては1回きりの授業で、やり直しがきかないものですから。学校と講師の都合が合わなくなったり、授業に必要な機材の準備が難しかったり、といったこともつきもの。だから臨機応変に判断することも強く求められます。社内では現場のマネージャーの立場なので、自分の担当業務だけではなく、事務局の業務全般が円滑にすすむよう、全体を見ています。どういう手順で動かすか、トラブルをいかに防ぐか。企業の方と先生、双方の要望や意見をうまく調整して、着地させていく。安心感をもっていただくことも、私たちの役割です。

キャリアリンクのプログラムで、出張授業の見学に行くことがありますが、子どもたちが食いつくように授業に参加してくれるのを見ると、やはりうれしいですね。企業側の努力も、企業と学校との間で橋渡しをするわたしたちの努力も報われるように思います。子どもの反応は素直なので、つまらないとつまらない、という顔をするし、面白ければ食いついてくる。子どもたちのイキイキとした反応に、この仕事の意義を実感します。授業後、先生方が送ってくださる子どもたちの感想も、楽しみの一つ。将来こんなことをやりたい、○○になりたい‥。そんな感想を見ると、自分たちのやっている仕事が、この子どもたちの最初の一歩になるかもしれない、と思う。それがやりがい、生きがいにつながっています。

現在、自分の子どもは小学生。もうすぐ中学生になります。私生活でも学校を身近に感じる立場ですが、この職場環境にいると、教育についていろいろと考えさせられます。子どもたちのために、何を伝えるか。キャリアリンクのスタッフの強い想いや、どのように子どもたちを導いていくかという企業の想いに触れると、いい仕事に携われているな、と実感します。

学校だけ、学級だけのせまい世界で、子どもたちが判断されてほしくありません。もっといろんな人を学校に入れて、先生と家庭、その他の人たちも連携して、子どもたちがもっとイキイキと学び、可能性を広げていけるように学校現場を変えていきたい。一人の母親としても、それは切実に感じます。社会とのつながりを感じられる授業を受けられる子どもは幸せだと思うし、もっと多くの子どもたちにその機会を提供したい。もっと、もっとよくしていけるはずです、カベを破って。