官公庁・自治体向けコンサルティング

株式会社キャリアリンクは、30年以上に渡る教育コンサルティングにより培った、企業、教育現場、教員等、多様なステークホルダーとのネットワークをいかし、未来の教育分野の人材育成のための官公庁事業および自治体の独自事業に広く携わっています。
教育界に不足している中長期的視野と、人材育成・教育改革にまつわるエコシステムを前提とした、トータル戦略的コンサルティングの姿勢で、官公庁・自治体の課題解決に挑みます。

【図】トータル戦略的コンサルティング

教育に“マネジメント”の視点を

株式会社キャリアリンクでは、

  • カリキュラム開発
  • 研修スキーム開発
  • 外部連携コーディネーション
  • 調査研究

という4つの領域において、変革を推進する「人づくり」「仕組みづくり」を通じて、現場に伴走しながら、教育現場、教育行政の課題解決を支援します。必要なのは、“マネジメント”の視点。限られたリソース(ヒト・モノ・カネ・ジカン・ジョウホウ)を効果的に組み合わせ、現場に実装するサポートをしています。

【図】4つの領域

高等学校専門学科における探究的な学び実現のためのカリキュラム開発 高等学校専門学科における探究的な学び実現のためのカリキュラム開発

高等学校の専門性×地域企業の可能性:
STEAM探究カリキュラム開発コンサルティング        

事業者名:経済産業省 学びと社会の連携促進事業「未来の教室」(学びの場)創出事業(通称:未来の教室実証事業)
     LIFE TECH ACADEMY ™ 2021 高等学校カリキュラム改革 (連携:広島県教育委員会、高知県教育委員会)

【図】STEAM探究カリキュラム開発コンサルティング

広島県教育委員会は、広島版「学びの変革」アクション・プランに則り、戦略的・体系的な教育改革を推進している。令和2年度からは、商業高校、農業高校、工業高校と専門学科のカリキュラム改革を進めている。1校のモデル校のみではなく、県立の全該当校で全面展開するという戦略を取っていることがポイントである。
キャリアリンクは、未来の教室実証事業を通じ、広島県のカリキュラム改革を支援し、全国にその成果を発信・還元している。
令和3年度の工業高校の取組では、重厚長大な工業機械が多くならぶ学校の実習環境を、現代のデジタルファブリケーションによるものづくりができるラボとして整備するなどアップデートした。それに伴い、ハードの刷新だけでなく、ソフト、つまり、教員研修やカリキュラム開発について、未来の教室実証事業として、STEAM的視点(分野横断、ICT活用)をもった<全学科共通のプロジェクト型学習コアカリキュラム>の実装に挑戦した。


この学びの実現には、企業の力が不可欠である。地域のものづくり・イノベーター人材育成というビジョンを地元企業と共有し、現場が抱える課題を企業から募って、それをプロジェクト課題として設定し、最終発表では生徒の課題解決アイデアに企業からのシビアな評価をもらった。学校と企業のつながり方もアップデートされ、インターンシッププログラムや採用のあり方を見直すきっかけとなった。
広島県の取組は、同年高知県の工業高校にも応用され、地元企業人材と連携した独自の実証が行われた
令和4年度からは、一部を普通科・総合学科のカリキュラムにいかすとともに、他自治体・学校へもこのノウハウや成果物を発信、普及していく。

関連リンク
経済産業省/未来の教室 LIFE TECH ACADEMY ™ in 広島県 
https://www.learning-innovation.go.jp/verify/e0100/
経済産業省/未来の教室 LIFE TECH ACADEMY ™ 
https://www.learning-innovation.go.jp/
高等学校専門学科における探究的な学び実現のためのカリキュラム開発 高等学校専門学科における探究的な学び実現のためのカリキュラム開発

管理職が変わる、学校を変える:
校長先生の挑戦を支える国の研修スキーム開発コンサルティング

事業者名:文部科学省 令和4年度学校管理職研修の充実に向けた先導的プログラム形成事業
     新任校長オンライン集合ハイブリッド研修

【図】研修スキーム開発コンサルティング

新たな教育の推進が叫ばれる中、国としてはさまざまな策を講じているが、改革の要となるのは「現場の管理職」である。
GIGA、コロナ対応、地域社会との連携など多様な課題や教育テーマへの対応が求められる一方で、従来の学校管理職研修だけでは間に合わない、新たな先導的研修プログラムが求められている。
「新任校長オンライン集合ハイブリッド研修」は、講習動画の配信やオンラインフォーラムなどの「リモート型研修」と、対面型の研修を効果的に組み合わせ、複数の自治体をネットワークしながら、「実践型プログラム」で学び合う、新任の校長先生のための新たな研修のしくみである。校長先生方が、教育を巡るさまざまな変化に対応するために必要な学校マネジメントスキルを得ること、また、実践的・協働的に現場改革に挑戦していくマインドセットを醸成することを、Webサイトを通じて提供する。


令和4年度は「働き方改革」がテーマ。研修プログラムを本事業の研修協力校で実践すると同時に、講習動画の配信やオンラインフォーラムなどを年間通じて実施し、全国の新任校長(約6000人)へ展開した。
キャリアリンクは、本研修スキームの確立のため過去事業から得たオンライン研修企画のノウハウ、講習動画の開発、Webサイトの開発、オンラインフォーラムの運営など、トータルのスキーム設計、ツール開発はもちろん、事業運営の統括事務局として各教育委員会とのコーディネートを担った
本事業初年度、文部科学省のめざす新たな校長研修のあり方が具体化された。今後は、このスキームを全国に展開していくこと、またリアル研修とオンライン研修のハイブリッド型の研修の一層の充実と普及が期待される

高等学校専門学科における探究的な学び実現のためのカリキュラム開発 高等学校専門学科における探究的な学び実現のためのカリキュラム開発

「令和の日本型学校教育」を実践する教員の養成を:
産業界の知見を教員養成課程につなぐ外部連携コーディネーション

事業者名:文部科学省 教員養成フラッグシップ大学(国立大学法人兵庫教育大学)

【図】外部連携コーディネーション

社会の変化や技術の急速な進展を踏まえると教員の養成・採用・研修の一体的改革および外部人材の活用の推進は、喫緊の課題である。
文部科学省では、教員養成フラッグシップ大学を指定し、教育現場や教育行政、NPO や企業、大学や研究機関等が互いに緊密に連携し、新しいプログラムを研究・開発するなどの先導的・革新的な取組の推進している。得られた知見が他大学に展開され、日本の教員養成のあり方を変革していくことが期待される。
その指定大学の一つである兵庫教育大学では、民間企業13社、国公私立大学8大学、研究機関、教育委員会・学校、教育行政関係機関、NPOなど15機関を参加メンバーとするコンソーシアムを組織し、「新・教員養成スタンダードの策定」「先導的・革新的教職科目の開発」「全国的な教員養成ネットワークの構築と成果の展開」「取組の検証を踏まえた教職課程に関する制度の改善への貢献を大きな柱とし、令和4年度から取組が進んでいる。


キャリアリンクはコンソーシアムメンバーの一員として、教員養成課程の改革及び高度化に向け、主に、先導的・革新的な教職科目開発のための「企業との連携サポート」、「人材交流や検討会議等への参加」をはじめ、各機関と連携しながら、各分野の先進的・専門的な企業等のリソースを繋ぐことで、産学連携による新たな科目開発や社会人による講義開発のための機会創出の役割を担っている。
本事業は、まず令和4年度に教員養成スタンダード策定と、教員養成プログラムや科目群の初期開発、そして試行的講義の実践などを段階的に行っている。今後、授業実践の成果を基にアジャイル型手法による開発推進を行い、全国的な普及展開に向けて、関係機関と連携しながら一層取り組んでいく

関連リンク
株式会社キャリアリンク/兵庫教育大学との包括連携協定の締結について 
https://www.careerlink-edu.co.jp/info/partnership-2023news