学校が求める「企業の教育支援活動」とは
変化の激しい知識基盤社会で子どもたちが自立し、生きていくために必要な資質・能力(「21世紀型スキル」・「21世紀型能力」※)を育むことの重要性が指摘されています。
学校で学ぶことと社会との接続、および一人一人の社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を意識し、職業観や望ましい勤労観を醸成することをねらいとして「キャリア教育」が推進されています。
21世紀の知識基盤社会・デジタル社会で必要となるコミュニケーションスキル、思考及び問題解決スキル、効果的なコミュニケーションスキルなどを指し、情報活用スキルもこれに含まれる。ATC21s(Assessment and Teaching in 21st Century Skills)という国際プロジェクトにおいてその定義と評価方法に関する研究が行われています。
企業や地域との協育が、学校教育をより良く変える
教員だけでは、教えられない事がある
- キャリア教育
- 進路指導にとどまらない、社会とのつながりを意識させる教育活動を総称して「キャリア教育」と呼びます。「キャリア教育」という教科があるのではなく、小学校段階からの発達段階に応じて各教科の学習に組み込む※ことが学校現場に求められています。授業だけでなく地域でのボランティア活動や、運動会、社会科見学、職場体験など、すべてが「キャリア教育のための教育機会・資源」となり得ることから企業による出張授業(出前授業)や施設の見学、交流の機会などもキャリア教育の一環といえます。
- 学校との連携は、ただ単に「企業のノウハウを使った教育支援活動をすればよい」というわけではありません。
子どもたちの道しるべ(社会とのつながりを意識させる)となる
「何のために勉強するのかわからない」と感じている子どもたちが多い現在の日本の教育現場において、自分の未来に関わるポジティブな刺激に出会うことは、かけがえのない貴重な経験となるでしょう。