松本 純也

Staff Interview

教育への思いを根底に、
ライフワークフュージョンをめざす

マーケティングセクション 教育コーディネートチーム

松本 純也 JYUNYA MATSUMOTO

地域との協働で子どもたちに深い学びを

前職は、地域の人材育成を軸としたまちづくり会社で、学校などと連携しながら、その地に根付いた人材の育成を地域ぐるみで行い、地域課題の解決に向けた活動を支援する仕事をしていました。わたしが働いていた地域では、そのしくみが機能していて、地域社会と教育現場が結びつくことの価値を実感しましたが、自分の地元やほかの地域に目を向けると、地域のもつリソースが教育現場にいかされていないということに課題を感じていました。

学校と、地元の企業、地域の人々をうまく結び付けることが、子どもたちの学びを豊かにすると考え、そのようなしくみを自分でつくりたいと思い、キャリアリンクが運営している「キャリア教育コーディネーター養成講座」を受講したのが、キャリアリンクと関わりをもったきっかけです。

講座を受講していくなかで、キャリアリンクは、企業や地域のリソースをいかした教育プログラムを提供することで、学校現場と実社会を結び付けているという点が、自分の描くビジョンと重なる部分があり、この会社でコーディネーターとして働きたいと思いました。

教育コーディネートとは輪を作ること

キャリアリンクが提供する教育プログラムの意義と価値を十分に理解し、学校現場や子どもたちのもとに、その意義と価値をさらに増幅させて届けるのが、キャリアリンクのコーディネーターの仕事だと思っています。

企業講師の出張授業に同行して、当日の調整や授業進行のサポートをするのはもちろんですが、実施前に、学校・企業の双方としっかり打ち合わせをすることも大事です。例えば、ある環境教育プログラムの場合は、学校での環境問題への取組や学習内容についてヒアリングをして、それを授業のどの場面で、どのように取り入れることができるか、企業講師に提案します。そうすることで、普段の学習とのつながりをもたせたプログラムに発展させ、出張授業が「イベント」のような単発の学びにならないしかけをつくります。

わたしの理想は、企業、地域の人、学校、先生、子どもたちをつないで、学びの輪をつくることです。その学びの輪は広がり、互いが関わり合いながら学びを生み続けます。その輪のつなぎ目として、間に立つのがコーディネーター。一つのプログラムを通して、その学びの価値を言葉や行動で伝えていき、いつかそうやってできた学びの輪が、いろいろな場所で常にある状態がゴールだと思っています。

職場のイメージ

教育への思いを根底に、ライフワークフュージョンをめざす

職場のイメージ

キャリアリンクに入社する前から、プライベートではNPOの活動を続けています。田植え体験から始め、収穫した米を商品化して、商店街で販売するという活動を、地域の子どもたちと農家、企業と協働で行っています。子どもたちが体験を通じて、いろいろな人と関わり合いながら学びを深め、成長できる場所をつくりたいという思いでこのプロジェクトを始めました。

子どもたちが主体的に学びに向かうことができる環境を、その地域で働く人たちを巻き込みながらつくっていくことは、キャリアリンクでやっているコーディネーターの仕事と似ている部分があります。キャリアリンクでの、企業と学校の両方の思いを汲んで、その場にいる子どもたちにとってベストなプログラムの形を提案し、現場で推進するという経験は、NPOの活動にもいかされていると感じます。

また、個人でやっているNPOでは正直難しいですが、キャリアリンクの事業は、社会的に大きなインパクトを与えることができると思っています。だからこそ、学校・地域・企業が結びついた学びの輪を着実に築いていき、それを広く展開できるしくみをつくりたいと思っています。