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出張授業(出前授業)

出張授業は、企業の社員が講師として学校に出向き授業を行う最もよく行われている支援スタイルです。
企業が本業を通して長年実施しているノウハウや大切にしている考え方を授業プログラムとして実施することで、子どもたちが日常の授業では感じえなかったわくわく感や、今までの生活の中では無意識だったことに対する気づきなど、子どもたちの心に一石を投じ、人生の1ページに残るようなきらきら輝く時間を提供することにより子どもたちに大きな刺激を与えることが可能です。

企業が出張授業を実施するメリットとは

多くの企業が出張授業を実施する理由は、以下の2つの効果があると考えられています。

出張授業を実施するメリット

児童・生徒に社員が直接伝えたい教育的メッセージを届けることで、企業価値向上(企業ブランディング)につなげられる
1名のメイン講師と子どもたちのグループワークをみていく複数のサブ講師とチームを組んで実施する授業。
効果発揮のポイント

  • 自社で大切にされている理念や考え方を教育的メッセージとして授業プログラムの中に取り込む。
  • 一方的に話すのではなく、児童・生徒の興味・関心を引き出すしくみを加えることで、子どもたちに大きな刺激を与え、より深く心に留められる授業プログラムにする。
社員が講師として参画することで、自分たちの会社や事業の社会的意義を理解し、誇りを持つようになる
効果発揮のポイント

  • チームを組んで実施することで、講師一人の負担を軽減。
  • 授業プログラムを講師育成につながるしくみとともに考える。

戦略的な教育CSRに真摯に取り組む企業は、経営者の理解や姿勢が明確です。様々な部門の社員が教育CSR活動に関わることで他部門の仕事など全社的な横のつながりについて考えたり、知る機会になったり、さらには社内の連携が深まるという成果もあります。
また、企業が学校に関心を寄せることで、社員は企業人としてだけではなく、地域住民として、親として、家庭教育への関心をもつことになります。
社員が学校に出向いて授業を行う効果的な授業実施のためには、授業プログラムや講師育成のしくみとともに考えることが重要です。

出張授業のタイプについて

同じ出張授業でも目的や内容によって様々なタイプの授業があります。

1授業に対して1名の企業講師が実施するタイプの授業
講師1名で授業実施ができるように設計されたプログラムを使って実施。
このタイプのメリット

  • 授業に対して社員1名で対応できるため、企業講師の人数と同じだけの実施校数を設定できます。そのため、より多く授業実施を行えます。
  • ある企業では、70名の講師で1名につき2校実施することで年間140校の実施が可能になるなど、大規模に全国的な展開実施が行われています。
このタイプの注意点

  • 授業に対して社員1名で対応する必要があるため、負担が大きくなります。
  • 授業ノウハウが個人に蓄積されるため、引き継ぎが難しくなる可能性があります。
1授業に対して2~5名の企業講師が実施するタイプの授業
1名のメイン講師と子どもたちのグループワークをみていく複数のサブ講師とチームを組んで実施する授業。
このタイプのメリット

  • チームを組んで実施することで、子どもたちの授業サポートを行えるため、講師1人に対する負担が軽減されます。
  • 他部門の講師とともに授業を実施することで、社員の横のつながりの強化にもつながっているケースもあります。
このタイプの注意点

  • ボランティアでサブ講師を務める方の講師理解研修が必要になります。
1授業に対して1名の企業講師と、教員がチームを組んで実施するタイプの授業。
グループワークや授業進行は教員が行い、企業講師はテーマに対する専門家として解説などの役割で授業参加する。
このタイプのメリット

  • あらかじめ、教員と連携した授業としてプログラム設計し、学校からの要望の多い、“アクティブ・ラーニング”の要素を組み込んだ専門的な授業などを教員に任せることで、企業講師がワーク進行を実施する負担が軽減されます。
このタイプの注意点

  • あらかじめ事前調整を教員と確実に行う必要があり、綿密に調整を行っておかないと成否に直結します。

この記事の最終更新日:2018年6月25日

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