教育支援活動実施の流れ

教育支援活動(教育CSR)担当者が最初にすべきこと

企業の教育支援活動(教育CSR)には、さまざまな実施方法があります。実施方法によって、教育のテーマやコンテンツも異なり、また同じ企業の教育的素材=リソースを使ったコンテンツでも、実施方法によっては成果も異なります。
実施方法の特性をよく理解したうえで、自社にとって最も適切な方法を選択しましょう。

まずは自社にあった持続可能な方法を考える

教育支援活動(教育CSR)実施方法の長所・短所

出張授業

プログラム教材提供

職場体験

郊外学習

教員研修

社員参画

必要

必要

必要

必要

実施エリア

限定

全国

限定

限定

全国

実施規模

出張授業(出前授業)
企業講師が直接学校に出向いて授業を行います。
長所子どもたちが直接企業の講師にふれることができるため、講師自身が教育的な意義を直接感じることができます。また、学校や地域とのつながりを構築することで行政・自治体との関係性向上など、企業ブランディングの向上など将来的なファンづくりにもつなげていける取組となりえます。
短所企業講師やサポートスタッフの人数、実施目的や体制に応じて実施回数や実施地域に制約があり規模の拡大には限界があります。また効果的な授業を実施するには、講師育成など社内教育の費用も必要になります。
プログラム教材提供
企業ならではのメッセージやコンテンツを映像教材などにして、教員が授業で使える教材を提供します。
長所自社で作成した教材を学校へ配送して教員が授業を実施するため、地域が限定されずに幅広い地域で教育支援活動が行えます。また、1校あたりの実施単価が低く実施できるので実施校数も多く設定することが可能になります。

短所授業は学校の教員に委ねるので、どのように実施したのかの情報が集まりにくく、成果が見えにくい場合もあり、効果測定のしくみを整備する必要があります。
職場体験
直接複数名の生徒とふれあう機会であり、企業の業務の一部を体験してもらえる場となります。
長所地域の子どもと深く触れ合う貴重な機会となります。

短所毎回2日~5日の受け入れが必要になり、受け入れる社内全体の調整や準備のため、受け入れ担当者の負担が大きくなる場合もあります。
校外学習
学校が遠足や社会科見学の一環として、工場や施設などに見学に来る学習活動です。
長所工場見学の場合は、社会科と連動しているため学校ニーズがあります。

短所工場ではないショールームや体験施設での見学の場合は、学校の誘致が難しい場合があります。
また、工場見学の場合は、見学時期が集中するという課題があります。また、遠方から学校がくる場合、子どもたちは昼食をとる必要があるため、そのための場所の確保の配慮が必要になります。
教員研修
提供プログラム・教材のねらいや活用方法を伝えることができる教員研修です。
長所教育委員会との連携が実現できれば、教育委員会主催として教員の集客ができ、企業の教育的メッセージや知見を直接教員に伝えることができます。

短所研修内容やテーマによっては、教育委員会主催の研修として実施することが難しい場合があります。

この記事の最終更新日:2018年6月25日

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